エコツアーと一口で言ってもいろいろあります。
その中からどんなものがあるのかをご紹介したいと思います。
農業体験を希望する人と、農繁期で人手を必要とする農家の仲立ちをするエコツアーもあります。たとえば、長野県飯田市内の農家で行われる、「ワーキングホリデー飯田」もそのひとつです。主催は「ワーキングホリデー飯田事務局」です。
飯田市は、温暖でかつ冷涼な気候を生かし、野菜や果物の栽培が盛んな地域です。春は梨の花粉付けやリンゴの摘花作業、秋は干し柿つくり、リンゴの収穫など、農家にとってはてんてこまいの日々が続きます。
一方、これらの作業は、普段農業とは縁のない生活をしている人にとってはぜひ、体験してみたい作業ではないでしょうか?
決して、お遊びで参加することは禁物ですが、農繁期の農家の役に立ちながら、同時に貴重な体験をすることができる、すばらしいエコツアーです。
受け入れ農家によって、体験できる作業は異なります。牛舎の掃除など、酪農体験が可能な場合もあります。
時期は、一年間を通して行われますが、作業の内容は時期によっても、また受け入れ農家によっても異なりますので、事前によく確認し、受け入れ側と参加する側双方の希望がよく合うようにするべきです。
作業だけでなく、農家の人たちとの交流も貴重な体験となるのではないでしょうか?
漁業体験ツアーなんかもいかがでしょうか
ウナギで有名な、静岡県浜名湖では、伝統漁法や定置網漁を体験できる、「浜名湖海の恵み体験隊」という、体験型のエコツアーが企画、実施されています。
時期は6月から翌年の2月頃までで、年間で数回開催されています。2007年度に「浜名湖海の恵み体験隊」で実施されたプログラムには、次のようなものがあります。
2007年度の「浜名湖海の恵み体験隊」で実施されたプログラム
6月には、「トラフグよ!大きくなって帰っておいで」というスローガンのもと、稚魚の放流や、試食が行われました。7月には、「アサリを守り隊」として、ツメタガイの駆除体験や、えんばい朝市の見学がおこなわれました。
8月は、「夜の浜名湖を探検する」として、伝統のたきや漁の体験が企画されました。たきや漁は百年以上の歴史をもつ伝統の漁法で、湖の底を水中ランプで照らし、魚やカニを銛で突いてとるというものです。9月は、「袋網漁」を体験するエコツアーが企画されました。11月には、遠州灘の天然トラフグを学ぶプログラムが企画されました。そして2月には、「浜名湖のカキ養殖を学ぶ」としてカキ剥きの体験および試食が行われました。
(実施内容や回数は、年度によって変更がありますので、本年度の詳しい内容は、直接、お問い合わせください。)
食に関する体験型のエコツアーは、貴重な食育の機会として注目されています。